よく行政書士試験の学習において全体像を把握することが大切だと言われています。

 

それでは実際にどのようにして全体像を把握すれば良いのか。
今回はその方法について解説していきます。

 

 

なぜ全体像を把握するのか

これは行政書士試験に限らないことですが、受験において全体像を把握して学習することが効率を高めると言われています。

 

例えば、あなたがパズルを組み立てているとします。
普通、パズルは完成図を知っている状態で作成しますよね。
でも完成図を知らずに作成するとなると、どうでしょう?
かなり難しい作業になると思います。
全体像をイメージ出来ていて、細部の組み合わせがどの部分になるのかをイメージして作成することで作業がしやすいはずです。

 

このように、今、どこの何の作業をしているかを把握しておくことは意外と重要なことなのです。

 

全体像を把握すると記憶に定着する

また全体像を把握しておくことで記憶に定着しやすいというメリットもあります。

 

この理由として、知識の整理がされるからとされています。
どのようなことかというと、例えるなら頭の中に棚と引き出しを作り、そこに知識や暗記したことを整理しながら入れていくというイメージです。
全体像を把握することで、一つの棚を作り、単元ごとに引き出しを作り、そこに知識を入れていくことで、どこにどんな知識があるのか、自分自身が把握出来るようになります。

 

逆に頭の中に棚や引き出しを作らずに学習すると、机の上に知識が散らかっているような状態になります。
こうなるとその知識を探すのに苦労してしまいますよね。
きちんと整理された知識であれば、その知識を引き出しやすいはずです。
そのような状態を作り上げるために、全体像を把握するという方法があります。

 

暗記できる量や暗記にかけられる時間というのは限界があります。
全てを完璧に覚えるのは不可能です。
大事なのは覚えることよりも思い出せる能力です。
極端な話、一度でも目を通した条文は頭の中に残っているはずです。
しかし試験の時になると思い出せないのは、覚えていないのではなく、引き出せないからです。
頭の中にある知識を引き出しやすくする。
これが全体像を把握する一番の理由なのです。




全体像を把握する方法

それでは具体的に全体像を把握するにはどのような方法かあるのでしょうか。

 

まず一つは、ひと通り勉強してしまうという方法です。
行政書士試験だけに限りませんが、受験勉強においてまずはひと通り学習してみるのが良いと言われています。
普通、学習する時は一つ一つの単元をしっかりこなして、わからなければ調べたり人に聞いたりして、着実に進んでいきますよね。
しかし、この方法は効率が悪いとされています。
途中でわからない部分があっても、とりあえすさらっとひと通り学習してしまうことで、ある程度の全体像を把握することができます。
この全体像を把握した状態で、また最初から学習すると今どの部分を学習しているのか把握することができ、より記憶に定着させることができます。

 

特に法律は全体像を把握しないと細部の法律が理解できないものもあります。
そのため、全体像の把握が重要だと言われているのです。

 

目次を活用して全体像を把握する

次に目次の活用です。

 

実はこれが一番重要で、学習する際に常に目次を確認しながら勉強を進めていくのです。
目次は全体像の把握と単元ごとの把握にとても役立ちます。
前述したように、記憶を引き出しやすくするには棚と引き出しを作り、知識を整理することが大切です。
今、全体のどの部分の学習をしていて、何という単元を学習しているのか。
それを把握しているだけで、記憶の整理にとても役立ちます。

 

これはテキストでの学習だけでなく、過去問を解いている時にも活用してください。

 

まとめ

 

さて、いかがでしたか?
今回は全体像を把握する方法について解説させていただきました。

 

全体像を把握することは最近の学習では当たり前のようになってきました。
少し面倒にも見える方法ですが、最終的な効率を考えるとおすすめの方法です。
是非、試してみてください!

 

以上、行政書士試験の勉強で全体像を把握する方法でした。




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