行政書士試験の憲法について知ろう


 

行政書士試験の試験科目である憲法は国家の根本となる法規範です。
最高法規として強い効力を有します。
そのため法律を学ぶうえで非常に重要なものとなります。
憲法は学生時代に学習しているので馴染みのあるものだと思いますので、比較的、取り掛かりやすい科目です。
今回は行政書士試験における憲法について出題や勉強法などを解説していきます。

 

 

 

 

 

 

行政書士試験における憲法

 

 

行政書士試験の憲法は5肢択一式から5問、多肢選択式から1問出題され、配点の合計は28点です。
全体の割合からすると約9%ほどで、配点としてはそれほど高くはありません。
しかし憲法は条文数が103条と、数としては多くありません。
対して民法は5肢択一式9問、記述式2問、問題数の合計が11問で配点の合計が76点。
条文数は1,044条であることからすると、1条あたりの配点の割合は7%ほど。
憲法は27%。
単純に条文数と配点の割合から言えば、憲法のほうが高くなるわけです。
つまり憲法は条文の数に対して配点が高いため、学習するコスパが高い科目と言えます。

 

 

憲法の出題

 

【5肢択一式】 5問20点
【多肢選択式】 1問8点
合計 28点

 

 

 

 

憲法の勉強法

 

 

憲法の勉強法としては条文と判例の学習がメインとなります。
条文は数がそれほど多くないことや、学生時代に習ったことも多いので学習自体は難しくはないでしょう。
条文学習では、任期や期間などの数字を混同しないように注意が必要です。
憲法で重要なのは判例です。
判例からの出題が多いため、個別に判例集を用意して学習するのが良いでしょう。

 

 

 

 

 

憲法のテキスト

 

法律を初めて学ぶ人は憲法のテキストを個別に用意する必要はないと思います。
法令科目が1冊にまとまったテキストが良いでしょう。
受験2回目以降の人は既にある程度の知識があるため1冊にまとまったテキストだと情報不足に感じる可能性があります。
その場合、憲法単体のテキストを購入しても良いと思います。

 

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憲法の暗記

 

憲法の暗記は条文と判例を中心におこなっていきます。
しかし憲法は記述式があるわけではないので、暗記に対して神経質になる必要はないと思います。
期間や年数など数字を混同しやすいので、そこは注意しましょう。
暗記が苦手な受験生もいるかと思いますが、実は暗記のほうが勉強法としては楽です。

 

【関連ページ】 テキストの暗記法

 

 

 

 

憲法の過去問について

 

憲法は過去問を利用して勉強するより、テキストや条文、判例を中心に学習したほうが効率が良いと思います。
その後、基礎問題集などを利用してアウトプットの訓練をします。
過去問を使うのは基礎問題集で実力をつけてからがおすすめです。
過去問を解いてみて本試験のレベルを体験しましょう。
また、そこから見えてくる自分の弱点を強化してください。

 

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関連ページ 過去問の手引き

 

 

 

 

憲法の判例

 

憲法では判例の学習が超重要です。
テキストや問題集でもある程度の判例を学習できますが、個別に判例集を用意しましょう。
テキストや問題集に掲載されている判例は判決文の一部分です。
要約としては良いのですが、判例を学ぶには情報量が不足しています。
判例は、どのような事件で、何の判決がなされ、判旨(判決の要旨)はどのようなものかを学習します。
全体を覚える必要はないですが、目を通しておくことをおすすめします。

 

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憲法は難しい

 

 

条文数も少なく範囲も広くないためネタがなくなったのか、近年では問題が難化していると言われています。
また、捨て問(捨てても良いような難問)と見受けられるような問題も出題される傾向があるため注意が必要です。
捨て問と思われる問題は、あまり深入りせず、後回しにするなどして対応していきましょう。




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