行政書士試験の受験対策として色々な問題集が出版されています。
沢山の種類が出版されているのでどれを選べばよいか迷う人も多いかと思います。
数ある問題集のなかでおすすめなのは一問一答式の問題集です。
今回は一問一答で勉強するメリットやおすすめ一問一答の問題集を紹介していきます。
一問一答とは
一問一答とは、字のごとく一つの問題に対して一つの答えを導き出す問題形式のことです。
行政書士試験の択一式は5肢択一となります。
つまり一つの問題に対して5つの選択肢があり、その選択肢の中から答えを選びます。
一問一答では選択肢から選ぶのではなく、問題に対して〇×で答える形や問われている語句を答える形になります。
一問一答の問題例
次の文章の正誤を答えよ。
未成年者が法律行為をするには、例外なくその法定代理人の同意を得なければならない。
答え ×
民法第5条1項
未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
一問一答をおすすめする理由
行政書士試験は主に5肢択一となります。
なのでもちろん過去問も5肢択一となりますし、市販の問題集でも5肢択一となっているものが多いです。
5肢択一の場合は、他の選択肢からヒントを得たり、消去法で答えを導いたりすることができる問題も存在します。
この場合、学習という面では効果が低下してしまう傾向があります。
単純に問題に対して答えているわけではない場合もあるからです。
その点、一問一答は余計な情報がないので、問題に対してダイレクトに正誤を答えます。
このほうが学習としては効果が高いと言えます。
このような理由から一問一答形式の問題集をおすすめしています。
5肢択一も経験しておく
一問一答は学習効果が高い勉強法ですが、5肢択一で消去法などのテクニックを磨くことも大事です。
この手の解法テクニックは行政書士試験の本番でも必要となるテクニックです。
過去問題集などでも解説で消去法のテクニックを掲載しているものがあります。
まずは一問一答できちんと基礎を身につけ、その知識をもとに5肢択一で解法のテクニックを学びながら勉強していきましょう。
一問一答のおすすめ問題集
それでは数ある一問一答の問題集から、おすすめのものを紹介していきます。
合格革命 行政書士 肢別過去問集
【特徴】
法令科目の過去問を肢ごとに掲載。
過去問だけでなくオリジナルの問題も掲載している。
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック
【特徴】
問題数は1,000問。
オリジナルの問題を掲載。
過去問プラスαとしておすすめ。
これで合格!伊藤塾の行政書士一問一答800―憲法・行政法・地方自治法
【特徴】
憲法・行政法・地方自治法から800問を掲載。
これで合格!伊藤塾の行政書士一問一答800―民法・商法・基礎法学・情報通信・個人情報保護
【特徴】
民法・商法・基礎法学・情報通信・個人情報保護から800問を掲載。
一問一答の問題集の使い方
一問一答の良さは純粋に問題と向き合えるという点です。
他の設問から予想して答えを導いたり、消去法で答えたりすることが出来ません。
なので、行政書士試験の勉強を始めたばかりの頃は特に一問一答の問題集を使うことをおすすめします。
それにより実力の付き方が変わってくるでしょう。
一問一答の問題集で実力をつけて、その後、過去問など通常の5肢択一の問題に取り掛かってください。
一問一答だけでなく5肢択一の問題に慣れておくことも重要です。
本試験では実際に消去法で答えを導き出すことがあるからです。
そういったテクニックを磨いておくことも行政書士試験合格のキーポイントです。
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