行政書士試験の勉強を開始した時期は人それぞれです。なかには「試験までこれは間に合わないな」と感じる人もいるでしょう。そこで今回は間に合わないと感じた時の対処法について解説していきます。

 

 

 

 

 

 

間に合わないと感じた時の選択肢は2つ

 

行政書士試験の勉強を開始する時期としては、出来るだけ多くの勉強時間を確保したいので12ヶ月前から勉強するのが理想的です。
しかし、6ヶ月前から始めた人、3ヶ月前から始めた人など、色々あると思います。
なかには、「これは間に合わないな」と感じる人もいるでしょう。

 

そんな人の選択肢は2つあります。
1つは「来年度の試験に照準を合わせる」。
もう1つは「今年度の試験合格をこのまま目指す」。
それぞれについて解説していきます。

 

 

 

間に合わないなら来年度を意識する

 

まず1つ目の選択肢として「来年度の試験に照準を合わせる」ということが考えられます。
間に合わないと感じた時期や学習の進捗状況にもよりますが、今年の試験は諦めて来年度の試験に照準を合わせて学習するという選択肢です。
行政書士試験の受験申込み期限は8月下旬なので、この時期ギリギリに勉強を開始したような人は間に合わない可能性があるので来年度の合格を目指すのもアリです。
行政書士試験は闇雲に勉強しても歯が立ちません。
ならば、無理に今年度の合格を目指すよりも来年度の合格を目指したほうが良いという考え方です。
プラスに考えれば、12ヶ月間+今年度の試験までの期間まで勉強することができるので、通常よりも長い準備期間を設けることができるとも言えます。

 

この場合、特に勉強方法を変えることはありません。
今まで通りの学習を続けていけばOKです。




このまま今年度の合格を目指す

 

「試験までに全ての科目を勉強できそうにないけど、ほぼ学習は終了している」
「どうしても今年度合格したい」
間に合わないかもしれないけど、このまま今年度の合格を目指すという選択肢もあります。
こういう人は勉強方法を見直す必要があります。
闇雲に勉強しても効率が悪いので、出題数の多い「行政法」と「民法」に絞って勉強するのが良いです。

【行政法】5肢択一式(19問)、多肢選択式(2問)、記述式(1問)
配点112点
【民法】5肢択一式(9問)、記述式(2問)
配点76点

例年だと行政法と民法だけで188点の配点がされています。
一般知識で合格基準点である24点、行政法と民法で8割正解できれば約150点、あとは基礎法学、憲法、商法で2問正解出来れば、180点を超えることができます。
特に配点の高い記述式は行政法と民法から出題されるので、ここで大量得点しておきたいところです。

 

 

 

模試をフル活用する

 

間に合わない!と思ったら、模試を受けまくるというのも効果的です。
大手の予備校では行政書士試験の模試を行なっています。
予備校の模試は例年の傾向や今年度の試験委員の特徴などから予想して、非常に質の高い問題を作成しています。
模試を受験して、模試を復習するだけでも効果が高いです。
また本試験と同様の流れで実施している予備校もあるので本試験の雰囲気を感じることもできます。
試験の受け方のコツなどもあるので、模試を受けて自分なりに改善していくこともできます。

 

 

 

間に合わないと思っても本試験は受けておくべき

 

「間に合わない!」と感じると諦めの気持ちが芽生えてしまったり、モチベーションが低下してしまう恐れがあります。
そんな時は「今年の試験はいいや」と思う人もいるでしょう。
しかし、来年度の試験に照準を合わせる人も、是非、今年度の試験は受けて欲しいと思います。
ダメ元でも合格する可能性はゼロではないからです。

 

また本試験の雰囲気を経験しているというのは非常に大きなメリットです。
行政書士試験に合格するには勉強や知識も必要ですが、試験において実力を出し切るということも大切です。
時には、「実力を出せなかった」、「こうしておけば良かった」ということが本試験であります。
そういった経験を来年度に活かすことができます。
なので来年度の試験に照準を合わせる人も申込みに間に合えば、是非とも本試験を受験して欲しいと思います。




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