これから行政書士を目指そうと考えている人は行政書士の仕事について興味があると思います。
行政書士の仕事はきつい?
それとも楽しいの?
大変なことは?
やりがいは?
そんな行政書士の仕事についての疑問にお答えしていきます。
参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

 

行政書士になって良かったことや楽しいこと

 

 

行政書士は独立開業型の資格と言われています。
実際、行政書士として就職する人よりも開業する方が多いと思いますので、開業した場合の目線でお伝えしていきます。

 

 

煩わしい人間関係に悩まされることがない

 

社会において最も悩みの種となるのは人間関係ではないでしょうか。
行政書士として開業すれば、日常的な人間関係からは解放されます。
ひとり事務所であれば、上司も同僚も部下もいません。
なので、そういった人間関係での悩みやトラブルを抱えることはないでしょう。
上司に嫌がらせを受けたり、同僚同士の確執に巻き込まれたり、上司と部下の板挟みにあったり、といったこととは無縁です。

 

 

自分で決められる

 

行政書士として開業するとトップは自分です。
事務所運営のすべての権限は自分にあり、自らの意思決定で方針を決めていきます。
誰から指示があるわけでもなく、やりたくない仕事を無理やりやらされることもありません。
自分で考え、新しいことにチャレンジしていくことができます。
その分、責任も伴いますが、やりがいもあります。

 

 

時間を自由にやり繰りできる

 

個人で開業すれば自営業となりますが、ずっと事務所にいなければならないというわけではありません。
むしろ、官公署や顧客のところへ出向いたりと外出が多い職業です。
なので、そのついでに私用を済ますことも可能です。
また時間に縛られることもありません。
日中に用事があれば、朝早くに仕事をすることもできますし、反対に夜に仕事をすることもできます。
時間の自由度が高い分、時間の使い方が重要な職業ですね。

 

 

収入は青天井

 

行政書士の場合でも頑張ったからといって必ず売上に直結するというわけではありません。
しかし行政書士の収入はすべて自分次第です。
第三者からの評価や待遇面での不満を持つということはありません。
頑張っているのに評価されない、給料が上がらないといった不満とは無縁ということです。
自分は働きに見合った給料が貰えている!という人は少ないのではないでしょうか。
雇用されている限り、こういった不満はなくならないと思います。

 

 

お客様からの喜びもダイレクト

 

職種によっては、お客様と接する機会がないものもあります。
行政書士の場合はダイレクトにお客様と接することになります。
なので、お客様からの反応も直接こちらに伝わります。
時には厳しいこともありますが、やはり直接お礼を言って頂けたときは、頑張って良かったとしみじみと思います。

 

 

学歴は関係ない

 

昔ほど学歴社会ではなくなりましたが、それでも学歴による差別や優遇は少なからずあると思います。
しかし行政書士は結果が全てです。
どんなに素晴らしい学歴を持っていても、それに胡坐をかいていては仕事は来ません。

 

 

様々な出会いがある

 

行政書士になって、本当に色々な人と出会うことができました。
その全てが自分の成長へと繋がっていますし財産となっています。
行政書士になる前なら、出会えなかったような人ともお食事をしたり、お話をさせて頂きました。
たくさんの出会いがあり、それが自分の成長にもなるから、もっと人と会いたくなる。
こういう経験が、私の世界を広くしてくれました。




行政書士のきついこと

 

 

次に、行政書士のきついところを解説していきます。

 

 

収入が安定しなくてきつい

 

行政書士は自営業であり商売なので、毎月、サラリーマンのように決まった収入があるわけではありません。
依頼が殺到して稼ぎまくる月もあれば、閑古鳥が鳴く月もあります。
売上がガクッと下がってしまうこともあります。

 

 

事務所が軌道に乗るまできつい

 

上記の収入が安定していないと同じようなことですが、行政書士は単発の仕事が多いです。
税理士や社会保険労務士などのように顧問で毎月、収入があるというのは少ないのです。
なので、事務所の運営が軌道に乗るまではきついです。
特に開業当初は、コンスタントに仕事が来ないので、不安に襲われます。
資金も徐々に減っていきますので、「このまま廃業しちゃうんじゃないか・・・」と落ち込むことも。

 

 

勉強がきつい

 

実は行政書士となっても勉強は必要です。
行政書士の武器は知識です。
法改正があれば、いち早く情報を仕入れますし、新たな業務を開拓するために一から業務や法律を学ぶこともあります。
なので行政書士は常に勉強しなければなりません。
業務のこと以外も学びます。
集客・経営・営業方法etc.
行政書士である限り、学び続けなければならないでしょう。

 

 

繁忙期は激務できつい

 

閑古鳥が鳴く時期もあれば、依頼が重なるときもあります。
そんなときでも依頼があれば、その業務をこなさなければなりません。
ちょうどいい感じで依頼が来れば良いですが、こちらの都合でお客様は依頼してきません。
残業続きで、まともに寝れない期間もあるでしょう。
しかし頑張った分だけ自分の収入になるのは、やりがいがありますね。

 

 

お誘いがきつい

 

営業も必要なので、ある程度、お客様とのお付き合いというものは必要になってきます。
また、顧客だけでなく行政書士同士や士業の中でも、付き合いは存在します。
お酒のお誘いだけでなく、ゴルフのお誘いなども多いです。
これは好き嫌いもありますので一概にきついとは言えません。
そういった場が好きだという人にとっては楽しいでしょうし、嫌いな人にとっては辛いでしょう。
しかし、お付き合いが絶対必要かと言われると、そうでもありません。
これはあくまでも営業方法のひとつなので、そういうお付き合いをしていない人でも、売上を上げている人はいます。

 

 

役所の理不尽な対応できつい

 

行政書士は役所とやり取りすることが多いですが、たまに役所の職員から理不尽な対応を取られたと怒る先生もいます。
役所の方も色々いますから仕方がないでしょう。
役所の対応は昔よりも良くなっていると言われています。
昔は書類を投げて突き返された、なんてこともあったとか…。
ちなみに私は一度もそういう経験はありません。
こちらが丁寧に対応すれば、役所の職員も親切に対応してくれます。

 

 

一人がきつい

 

一人で独立開業した場合、基本的に事務所には自分一人しかいません。
当たり前ですが。
なんでも自分でやらなければならないですし、誰かに仕事を任せるということもできません。
ひとりが気楽だ、という人は良いでしょうが、グループでやるのが好きな人にはきついかもしれません。
そんな時は、他の行政書士と組んで仕事をしたり、他士業と組んで仕事をするという方法もあります。

 

 

やること多すぎてきつい

 

行政書士は何でも自分でやります。
特に開業当初は。
行政書士業務として書類作成するだけでなく、営業、宣伝、経理、経営、企画etc。
通常の会社であれば振り分けられる業務を一人でやらなければなりません。
そのうえ、勉強も必要です。
とにかくやる事が多いので、パンクしてしまう人もいます。

 

 

移動が多くてきつい

 

行政書士というとデスクワークをイメージされる人が多いと思いますが、実は意外と動き回っています。
日にもよりますが、大体、業務時間の半分は外出しています。
主にお客様との打ち合わせと役所などへの書類提出です。
忙しい先生は平日はほとんど事務所におらず、書類作成は土日に行っているという方もいます。

 

 

全て自分に返ってくるのがきつい

 

売上は頑張れば頑張った分、上げていくことも可能ですが、反対に悪い部分も自分に返ってきます。
さぼったり手を抜いて仕事をしていれば、それも自分に返ってきます。
変な話、会社では自分がサボっていても他の誰かが仕事をしているので、それで会社の売上に大きな影響を与えるということは少ないでしょう。

 

 

 

 

きついこともあるけどやっぱり行政書士の仕事は楽しい

 

私は行政書士となって大きく人生が変わりました。
それまでは仕事の意味も見いだせず、惰性で生きてきましたが、行政書士となり初めて仕事のやりがいと生きがいというもの感じました。

 

成果が目に見えてわかるというのも楽しいです。
行政書士の報酬は案件によっては多額になるものもあります。
お金が全てではありませんが、やっぱりお金は欲しいですよね(笑)

 

行政書士は経営者でもあります。
自分のこともそうですが、事務所を育てていくという楽しさもあります。
経営は大変ですが、そのぶん、やりがいもあります。
私は数字には、そんなに強くないですが、プランを練って挑戦してみるのが本当に楽しいです。
上手くいかないことも多いけど、お客様に喜んでもらえた時は素直に嬉しいですし、評価されるということは売上にも影響します。
事務所がどう発展していくのか楽しみだし、経営者として自分がどう成長していくのだろうと考えるとワクワクします。
行政書士になっていなかったら、こんな気持ちにもなれなかったでしょう。

 

行政書士の業務は奥が深いです。
今でも、知らない業務は沢山ありますし、覚えることも多くあります。
業務以外のことも沢山、勉強します。
でも、だからこそ楽しいです。
色んな知識を身につけていくと、もっと知りたくなるし世の中って本当に面白いなぁ、とつくづく思います。
私は行政書士という仕事が好きです。
行政書士になれたことを誇りに思っています。
専門家としても経営者としても、もっともっと成長していきたいです。
自分だけでなく行政書士という仕事の可能性も広げていきたいですし、業界をもっと活性化させたいと本気で思っています。
そのためにも行政書士の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと考えています。
行政書士がもっと身近な存在となり、行政手続きのプロフェッショナルとして多くの人に役立つ存在になって欲しいと心から願っています。
私は行政書士となって人生が救われました。
まだまだできることは少ないですが、私にできることを1つ1つやって、自分を救ってくれた行政書士という職業に恩返ししていこうと思います。




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