行政書士試験では一般知識の問題として文章理解が出題されます。
文章理解を苦手とする受験生もいるかと思います。
文章理解が苦手な人は公務員試験用のテキストや問題集を使って勉強すると良いでしょう。
おすすめテキストや問題集なども紹介しつつ、行政書士試験の文章理解の対策について解説していきます。
行政書士試験の文章理解とは
行政書士試験では一般知識の問題として文章理解が出題されます。
出題数は例年通りであれば3問で、文章理解は主に3つのパターンに分類されます。
- 空欄補充(【例】空欄にア〜工のいずれかの文が入る。その組合せとして適当なものはどれか。)
- 並べ替え(【例】次のア〜オを並べ替えて作る場合、その順序として適当なものはどれか。)
- 要旨把握(【例】本文の文章の趣旨に合っていないものの組合せはどれか。)
行政書士試験の一般知識は40%以上得点しないと不合格になってしまいます。例年通りであれば6問、24点以上が必要です。
一般知識は知識問題なので、知っているか否かが重要なのですが、一般知識の試験範囲は広範で、勉強しても得点に結びつきにくいのが現状です。
しかし文章理解は唯一、知識問題ではありません。
解法テクニックを身につけ、問題をこなして慣れれば正解できる可能性は高いです。
なので文章理解は必ず得点しておきたい科目なのです。
【得意不得意が分かれる文章理解】
文章理解の問題は得意不得意がはっきりと分かれる問題です。
得意な人は勉強しなくても得点できてしまいますが、不得意な人にとっては悩みの種となる科目です。
ここまではっきりと得意不得意が分かれてしまう原因として考えられるのは、読書量だと思われます。
得意な人は読書が好きな人で、沢山の本を読んでいる人です。
本を読んでいる人は自然と文章を理解する能力が身についているので、勉強しなくても解けてしまいます。
昔の知人に勉強が苦手だけど、いつも本を読んでいる人がいました。
その人は勉強が苦手なのでテストでも良い点が取れませんでしたが、国語(現代文)だけは、ほぼ満点を取るのです。
反対に不得意な人は読書が苦手な人や、あまり本を読まない人です。
文章を読むこと自体が苦手であることが多く、結果、問題も解けないということになってしまいます。
公務員試験用のテキストや問題集を使おう
文章理解が得意になるには本を沢山読むことですが、時間も限られているなか、そんな悠長なことも言っていられないでしょう。
ではテキストや問題集で勉強しようと考えるでしょうが、文章理解のテキストや問題集で行政書士試験用のものは現時点(2017年12月)では存在しないと思います。
そこで文章理解が苦手な人は公務員試験用のテキストや問題集を使って勉強することをおすすめします。公務員試験用の文章理解のテキストや問題集は色々と出版されています。
文章理解はテクニックを学びコツを掴めば、苦手な人でも解けるようになります。
公務員試験用のテキストや問題集で解法テクニックを習得し、問題集で繰り返し解いてコツを身につけましょう。
おすすめ公務員試験用文章理解テキスト&問題集
本試験での解き方や注意点
行政書士試験の本試験では文章理解の問題は58〜60問目になります。
通常だと疲れが出てきた一番最後に解くことになるわけです。
しかし、最後に文章理解の問題を解くのはあまりおすすめできません。
一般知識は最低6問取らなければならず文章理解は絶対に落としたくない問題です。
文章理解の問題は長文を読むことになるので比較的エネルギーを使います。
もし最後に文章理解の問題を解くと、エネルギーを使い果たした状態で、絶対に落とせないというプレッシャーと残り時間がない中、長文の文章理解を解かなければなりません。
ということでエネルギーがある最初に解くというのもひとつの手です。
私は記述式を最初に解き、次に文章理解を解きました。
模試などを利用して色々な解き方を試してみると良いでしょう。
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