行政書士試験に受からない理由


 

なぜ行政書士試験に受からないのか?
行政書士試験に残念ながら受からなかった人、また複数回、受験したものの受からなかった人はそんな悩みがあるかと思います。
そこで今回はシンプルに「なぜ受からないのか」について考察していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強時間が足りなかった

 

 

行政書士試験に受からない理由。
その最大の原因は勉強時間が足りなかったことが考えられます。
意外と勉強不足だった、時間が取れず勉強すべき範囲を終えれなかった、という人は多いと思います。
特に久しぶりに勉強をしたという人は勉強が習慣づくまで時間がかかったのではないでしょうか。
最初はやる気もあるので頑張って勉強しますが、徐々に中だるみになってしまう人もいると思いますし、次第に慣れてきて調子が出てきてこれからってときに試験を迎えた、ということもあるでしょう。

 

また当サイトでは、行政書士試験合格レベルに到達可能な勉強時間は800〜1,000時間としていますが、行政書士の合格に必要な勉強時間を検索してみると様々な情報が出てくると思います。
これらはあくまでも目安であり、この勉強時間をかけたからと言って必ず受かるというものではありません。
しかし、この目安の勉強時間を鵜呑みにしている人は多いのではないでしょうか。
合格に必要な勉強時間はその人によって異なります。
600時間で受かる人もいれば、2,000時間必要な人もいます。
それは勉強や試験の得意不得意、知識量の有無など、その人の能力やそれまで得てきた知識に差があるからです。
従って、800〜1,000時間、勉強したとしても合格できるかどうかは別の話なのです。
これだけの時間をかけても受からなかったのであれば、シンプルにもっと勉強時間が必要だったとも考えられるでしょう。

 

 

 

勉強法が間違っていた

 

 

次に勉強法が間違っていた可能性もあります。

 

勉強法の何を間違えていたかというと「効果的ではない」、「効率が悪い」勉強法だった可能性が高いです。
行政書士試験は本試験までに知識量をピークに持っていく必要があります。
それは覚えなければならない情報量が多いことと、子供の時期とは異なり、大人の場合は覚えても忘れてしまうことが理由です。
従って、本試験の日に知識量が合格レベルを超えるよう勉強しなければなりません。
そして本試験の日にピークを迎えるためには勉強法が効果的かつ効率的であることが必要です。

 

例えば、1日で出来るだけ多くの英単語を覚える競技があったとします。
あなたはどんな勉強をするでしょうか?
時間は限られています。
暗記カードを作りますか?
今から作るのは効率が悪そうですね。
ノートに書いて覚えますか?
時間があれば良いですが、もっと効果のある勉強法があるように思えますね。
寝ずに勉強しますか?
勉強はできますが、寝不足な状態では効果も効率も低下しそうです。
このように最小限の勉強で最大限の効果が得られるよう勉強法にこだわると思います。
そして限られた時間のなかで、いかに多く覚えられるか効率的に勉強するはずです。
また、最初に覚えた英単語は時間が経てば忘れてしまいます。
とすると覚えたことを忘れない努力や勉強も必要です。

 

行政書士試験もこれと似ています。
行政書士試験の科目である法律は普段学ぶことのないものです。
従って、初めて学ぶという人も多いと思います。
しかも試験範囲も広く、条文だけでも相当の数です。
これを1年間または数ヶ月で学び、覚え、忘れないようにしなければなりません。
よって、限られた時間で、いかに効率的かつ効率的に勉強することが大事なのかがわかると思います。
効果的でなくとも効率的でなくとも、実直に勉強すれば合格できると言いたいところですが、上記の理由から、そうとも言えないのです。

 

また、勉強しなければならない範囲を終えれなかったということもあります。
その場合も勉強時間が極端に少ないのでなければ勉強の効率が悪かったと言えます。

 

 

勉強すべき箇所を間違えていた

 

単純に勉強すべき箇所を間違えていた、つまり勉強していなかった可能性もあります。
試験で問われることを勉強していなければ、受からないのは当然ですね。
これは独学で勉強している人にありがちなミスです。
予備校や通信講座では合格のために必要なカリキュラムや教材を用意してくれます。
なので、その通りに勉強していれば良いですが、独学の場合、何を勉強して何を勉強しないか自分で判断しカリキュラムを組み、教材を用意しなければなりません。
とすると、勉強すべき箇所を見落とす危険性もあり得るのです。

 

 

見落としがちな勉強箇所

 

条文

見落としがちな勉強箇所として条文があります。
条文は行政書士試験において学習すべき基礎中の基礎です。
しかし、テキストや過去問、問題集など、そればかりを意識していると条文の勉強がおろそかになる可能性が高いです。
条文をそのまま問う問題もありますし、条文の知識の有無から判断できる問題も出題されます。
従って条文を勉強することは非常に重要なのです。
条文を読む
条文を理解する
条文を覚える

こういった基本的な勉強が意外と忘れられているような気がします。

 

判例

行政書士試験では判例からの出題も多いです。
判例を知っているだけで解ける問題もあるので、判例を学習することは重要なのです。
しかし、条文と同様、テキストや問題集などに頼っていると判例そのものの学習がおろそかになる可能性があります。
テキストや問題集にも判例が掲載されていますが、それだけでは量が少な過ぎます。
判例を効果的に学ぶためには判例集を利用するのがおすすめです。
判例集を用意していないという人は意外と多いのではないでしょうか。




なぜ受からないのか分析する

 

 

行政書士試験に受からない理由として考えられるのは上記にも述べた「勉強時間が足りなかった」か「勉強法が間違っていた」、この2つです。
このどちらかの場合もありますし、両方の場合もあります。
試験に受からなかった人は改めて勉強を始める前に、必ず、なぜ受からなかったのか自己分析をしてみましょう。
この分析を怠ると結局同じ過ちを繰り返すことになります。

 

 

分析方法

 

まずは試験から見えてくる情報を読み取ります。
どの科目が得点できて、どの科目が得点できなかったのか。
自分の弱点を見つけましょう。

 

そして、次に問題形式についても分析します。
記述式は解けたか、多肢選択式は解けたか、などを確認します。
これらを確認したら、そこを強化するにはどうすれば良いかを検討します。
テキストを個別に追加で用意する
問題集を追加で用意する
判例集を追加で用意する
抜けていた勉強箇所を強化する
苦手科目だけ対策講座を受講する
1日の勉強時間をもう30分確保する
条文の勉強をし直す

このような方法で受からなかった理由と思われるものを潰していきましょう。




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