暗記カードで勉強ってどうなの?
勉強の基本は覚えること(暗記)です。
暗記することは行政書士試験においても重要となります。
しかし暗記が苦手だという人もいるでしょう。
数ある暗記方法で、代表的なのは暗記カードを利用した方法です。
そこで今回は行政書士試験における暗記カードの利用について解説します。
暗記カードのメリット・デメリット
暗記カードを知らない人はいないと思いますが、念の為に暗記カードの説明からします。
暗記カードは表面に単語や問題を記入して裏面に答えを記入して、めくりながら暗記していく勉強ツールです。
単語を覚えるときによく使われるので、単語帳、単語カードとも言います。
学生時代に作ったという人も多いのではないでしょうか。
行政書士試験においても覚えることが沢山ありますので、暗記カードを利用して勉強される人も多いです。
暗記カードのメリット
いつでも場所を問わず勉強できる
暗記カードの最大のメリットはいつでもどこでも気軽に勉強できるという点です。
通勤中、トイレ、バスタイム。
どんな時で、さっと取り出し、すぐに勉強を始めることができます。
復習が簡単
すぐに勉強できるということは、すぐに復習できるということです。
復習はなるべく多く、そして期間を空けずにすることが大切です。
復習する時はテキストを開いたり、講義のDVDを準備したりと勉強する環境を作らなければなりません。
その手間がいらない暗記カードは簡単に復習することができます。
どこまでやったか把握しやすい
暗記カードは勉強したところを開いたままの状態で置いておくことができます。
テキストの場合、付箋やしおりで保存しておかなければなりませんし、DVDなどはいちいちやったところを探さなければなりません。
暗記カードはストレスなく、すぐに勉強を開始することができます。
暗記カードのデメリット
暗記カードの最大のデメリットは作成に時間がかかってしまうことです。
下手をすると作成する作業に追われてしまい、肝心の暗記が疎かになってしまう危険性があります。
また、作成すること自体が目的となってしまい、勉強した気になってしまう傾向があります。
作成することが目的ではないので注意しましょう。
暗記カードは利用すべきか
メリットもデメリットもある暗記カードですが、結局のところ、暗記カードを使って勉強すべきかどうか迷う人は多いです。
作るのはおすすめできない
メリットも多い暗記カードですが、暗記カードを利用することはおすすめしますが作ることはあまりおすすめしません。
その理由としてはコスパが悪いという点が挙げられます。
暗記カードを作るのには、どうしても時間が取られます。
本来、勉強の効率を上げるためのツールなのですが、作成に時間がかかると結果、効率を下げていることになってしまいます。
ならば、作る時間を勉強に充てた方が良いということになります。
スマホのアプリを利用
暗記カードを利用することはおすすめするが、作ることはおすすめできない。
ならば既存のものを利用するという手があります。
例えば、スマホ用のアプリです。
最近では単語だけでなく過去問題集や一問一答形式のアプリもあります。
これなら作成する手間もありません。
しかしアプリにもデメリットはあります。
それはどこでもできるというわけではないことです。
例えば、お風呂には適していません。
防水タイプのスマホを使っている人は良いでしょうが、そうでない人は利用できません。
また、すぐに開けないという点もあります。
トイレなどで勉強する際、スマホのアプリを開いて、前回勉強をしたところを開いて、と作業している間に人によっては既に用が済んでいる場合もあるでしょう。
暗記カードなら、その場ですぐに始められます。
1秒もかかりません。
暗記カードが付属している教材を使う
もうひとつ、おすすめなのは試験勉強の教材に暗記カードが付属しているものを使うということです。
これなら、暗記カードを作る手間もありませんし、気にせずどこでも勉強することができます。
暗記カードが教材に付属しているのは通信教育のフォーサイトです。
というか私が知る限りでは暗記カードが教材の付属として付いてくるのはフォーサイトだけです。
フォーサイトではアプリも提供していますので、スマホと暗記カードを併用して勉強することもできます。
関連リンク フォーサイト
暗記カードの作り方
それでも、暗記カードを自分で作りたい!という人もいるかと思います。
そこで暗記カードの作り方や注意点などをご紹介します。
勉強不足の時期に作らない
まず時期的なことですが、勉強を始めたばかりの頃に作らないことです。
この時期はわからないこと、覚えていないことが多い状態なので、何がわからないのかわからない状態です。
そんな時期に作ってもチンプンカンプンな暗記カードを作ってしまう恐れがあります。
また、わからない、覚えられないことが多い時期に作ろうとするとカードの量も膨大となってしまいます。
反対に試験直前期も暗記カードを作成することは避けましょう。
この時期は非常に大事な時期です。
1分1秒でも時間が惜しい時期です。
暗記カードを作成するよりも1問でも多く問題を解く方が重要となりますので、この時期より前には作成が終わっていることが望ましいです。
必ず問題形式にする
案外いるのが片面しか書かない人です。
片面に重要な語句や定義などを記入して、ただ読んでいるという人がいます。
それだと暗記カードを使うメリットが半減してしまいます。
人は思い出そうとする時に、強く脳に記憶が定着するので、ただ読むだけでははっきり言って意味がありません。
必ず、表面に問題や問いかけを記入して、裏面に答えを記入しましょう。
また少し大きめの暗記カードを使うと良いです。
通常の暗記カードだと少し小さいと感じることがあります。
書きづらいし読みにくいのです。
小さいほうがコンパクトというメリットはありますが、できれば少し大きめのものを使うのがおすすめです。
時間をかけずに作る
暗記カードを作成する目的は暗記をすることです。
作ることが目的ではありません。
なので、できるだけ時間をかけずに作ってしまいましょう。
作る時間は短く、暗記する時間は長く、です。
また綺麗に作る必要もありません。
暗記カードはとにかく時間をかけずに作ることが大事です。
なので字を丁寧に書く必要もないし、色分けして綺麗に作る必要もありません。
誰かに見せるわけでもないので、自分がわかる字であれば良いのです。
何度も言いますが、作ることが目的ではありません。
覚えれないことだけに絞る
いくら重要な事項だからと言って、そのすべてを暗記カードにするのはやめましょう。
それでは時間がいくらあっても足りません。
勉強してもなかなか覚えれないこと、いつも間違えてしまうところなど限定して作成してください。
暗記カードを作っていると、どうしても色々と不安になってきて、ついついあれもこれもと作り過ぎてしまいます。
これだと作るのも時間がかかりますし、覚えるのも大変です。
なので先にも述べましたが、勉強を始めたばかりの時期に作るのはやめましょう。
ある程度、勉強が進んで、覚えられない箇所など限定して作成してください。
また暗記カードの枚数もですが、1枚に書き込む情報量も考慮した方がいいです。
書き込む情報量が多すぎると、読むのも書くのも大変だし要点が多くなり、効率が悪くなってしまいます。
情報量が少ないほど効率が上がるので要点は1つに絞り、ピンポイントで作りましょう。
多くなる時は複数に分けてください。
お風呂用の暗記カードもある
最近では、お風呂でも使える防水タイプの暗記カードも販売されています。
バスタイムに使う暗記カードとして、防水タイプの暗記カードを利用するのも良いでしょう。
濡れても使用できる耐水ペーパー仕様です。
鉛筆、シャープペン、油性ペンで記入することができます。
鉛筆で書いたものでも濡れたあとに消すことができます。
また水に濡らすと、お風呂の壁などに貼ることもできます。
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