行政書士試験の学習を始める前に、まずは試験内容について知っておきましょう。
試験内容を知らずに対策は立てられません。
今回は行政書士の試験内容について解説します。
行政書士試験の概要や試験の方法、出題形式などをご紹介しますので、ご自身の受験の情報として、活用してください。

 

 

 

 

行政書士の試験日と時間

 

毎年11月の第2日曜日
午後1時から午後4時まで

 

行政書士試験は年に一度、11月の第2日曜日に実施されます。

 

1年に一度しか試験がないので、一発勝負となります。

 

試験時間は午後1時から午後4時までの3時間です。
この3時間は、休憩などはなく、3時間通しで行われます。

 

 

科目の内容と出題数

 

科目の内容

 

まずは行政書士の試験科目の内容を、見ていきましょう。

 

行政書士の業務に関し必要な法令等(法令科目)

・基礎法学
・憲法
・行政法 (行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法)
・民法
・商法(会社法も出題されます)

 

行政書士の業務に関連する一般知識等(一般知識)

・政治・経済・社会
・情報通信・個人情報保護
・文章理解

 

 

科目別の出題数

 

次に、試験科目ごとの出題数を見てみましょう。

 

行政書士の業務に関し必要な法令等(法令科目)

基礎法学…5肢択一式2問

 

憲法…5肢択一式5問、多肢選択式1問

 

行政法…5肢択一式19問、多肢選択式2問、記述式1問

 

民法…5肢択一式9問、記述式2問

 

商法、会社法…5肢択一式5問

 

行政書士の業務に関連する一般知識等(一般知識)

政治・経済・社会…5肢択一式7〜8問

 

情報通信・個人情報保護…5肢択一式3〜4問

 

文章理解…5肢択一式3問




試験方法と出題形式

 

行政書士の試験方法は筆記試験によって行われます。
筆記試験と言っても、解答は主にマークシート方式で、記述式のみ40字程度で答案用紙の解答欄に記入します。

 

出題の形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」は択一式と記述式、「行政書士の業務に関連する一般知識等」は択一式です。
択一式は1〜5の選択肢から解答を選ぶ「5肢択一式」と、1〜20の選択肢から解答を選ぶ「多肢選択式」があります。
多肢選択式は4つの空欄に当てはまる語句を20個の選択肢から選びます。

 

 

出題形式

 

行政書士の業務に関し必要な法令等

択一式と記述式で出題

 

行政書士の業務に関連する一般知識等

択一式で出題

 

択一式とは?
複数の選択肢から1つの解答を選ぶ方法。
行政書士試験の択一は5肢択一式と多肢選択式がある。
5肢択一式は5つの選択肢から解答を選ぶ。
多肢選択式は20個の選択肢から4つの解答を選ぶ。

 

記述式とは?
40字程度で解答用紙に直接記入。
40字程度とされているので、40字以上記入してもOK。
但し、解答用紙には45つのマス目があるのでそれ以上にならないように。
35〜45字程度が望ましいと思われる。

 

 

試験場所と受験料

 

 

試験場所

 

試験会場は毎年7月の第2週に公示されます。

 

大体は大学が会場となります。
受験は住まいや、住所に関係なく、全国の試験場で受験できます。
但し、受験願書提出後は、受験申込者側の理由で試験場の変更はできないので注意してください。

 

また、同一都道府県に複数の会場があるところもありますが、試験場が希望通りになるとは限りません。
試験場は先着順で受付がされます。
もし受入予定人数を超えた場合は、同一都道府県内の他の試験場に変更されます。
希望する試験会場がある場合は、早めに申し込みましょう。

 

 

受験手数料

 

受験手数料は7,000円です。

 

一旦払い込まれた受験手数料は、天災等の事由により、試験を実施しないこととした場合など以外は返還されませんので、注意してください。

 

転勤などで受験できなくなった場合でも、返還されません。




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