行政書士試験は法律資格のため、法学部つまり文系が有利と思われる人が多いと思います。
しかし、私は理系出身者にもメリットがあると考えています。

 

今回は理系出身者が行政書士試験に向いている理由について解説していきます。

 

 

理系出身者の強み

理系では化学や生物、物理といった基本的には数字を扱う分野です。
従って数字に強いのはもちろんのこと、公式を扱っての計算から論理的思考力にも長けています。
この論理的思考力が理系出身者の一番の強みと言って良いでしょう。

 

 

理系と文系のどちらが向いているのか?

行政書士試験は法律資格試験です。
そのため、単純に法学部の出身者は有利と言えるでしょう。
法律を学んでいることはもちろんのこと、法律の解釈や読み方に慣れているというのも強みです。

 

また、政治、経済、社会学部なども、法律を触れる機会が多く、また行政書士試験の科目でもある一般知識問題でも政治・経済・社会があるため有利と言えます。

 

こうして見ると文系の方が有利と思われますが、理系だから不利とも言い切れません。
行政書士試験は暗記が重要ですが、論理的思考力も必要な試験です。
AはBであるがCはAではない。故にBはCではない。
行政書士試験では、こういった論理的思考力も必要で、これは理系の問題の解き方や考え方に似ているところがあります。
このように理系で培った能力は行政書士試験でも生かすことができるため、理系出身者の場合が有利と言えることもあります。




行政書士になった後も理系の経験を生かせる

理系での経験は行政書士になった後も生かすことができます。
行政書士の業務には数字を扱う場面、電気関係の専門的な知識が必要な業務などがあるからです。

 

例えば、電気用品安全法による届け出。
これは電気用品の製造や輸入事業を行う際に必要となる届出等です。
電圧、形状など専門的な用語が並んでおり、知識のない人にとってはよくわからない分野です。

 

どの業務をメインとするかにもよりますが、理系出身の行政書士というのは貴重な存在なため、理系出身を売りにしたり、関連する業務に特化することで差別化が図れるでしょう。

 

 

まとめ

さて、いかがでしたか?
今回は行政書士試験に理系が向いているのかについて解説させていただきました。

 

行政書士試験は法律資格の試験ですから法学部など法律に携わった学習をしてきた人は有利ですが、理系だからといって、不利に働くことは少ないと感じます。
むしろ、論理的な思考は有利に働くでしょうし、行政書士となった後に役立つ可能性もあります。
理系出身ということを武器にすることもできます。
様々な強みを持った人が行政書士業界に参入したほうが業界も活性化しますし、社会的にも利便性が高くなります。
なので理系出身者の方も是非、行政書士試験に挑戦していただきたいです。

 

以上、行政書士試験は理系に向いている理由とは?でした。




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