行政書士試験の難易度はどれくらいなのか?
過去10年間の平均合格率はおおよそ、9%です。
しかし、これがどの程度の難しさなのか、いまいちピンと来ない人もいるかと思われます。
そこで今回は行政書士試験の難易度について解説していきたいと思います。

 

 

 

 

難易度ランキングで言うと行政書士は・・・

 

筆者の独断と偏見で、行政書士試験の難易度をランキング形式で他の士業と比べてみました。

 

難易度

資格

S

司法書士

A

税理士

B

行政書士・社会保険労務士

 

一般的に言われている難易度としては上記の並びになると思います。

 

司法書士の合格率は3%台と、非常に難易度の高い試験です。
近年では最難関の司法試験にも匹敵するほどの難易度ではないかと言われています。
税理士の試験は全部で5科目で、それぞれの科目で6割得点しなければなりません。
それぞれの科目の合格率は10〜15%ほどで、こちらも非常に難易度の高い試験と言えます。
社会保険労務士の合格率は8〜10%と行政書士とほぼ同じです。
しかし、社会保険労務士には受験資格が必要ですので、ある程度、学歴がある人が受験します。
そのことを踏まえると行政書士試験より難易度が高いかもしれません。
ただ、行政書士試験は憲法や民法、行政法と幅広い試験科目ですが、社会保険労務士試験は大きく分けると労働保険と社会保険の2つになります。
単純に比較するのは難しいですが、幅広い範囲を勉強する行政書士試験と狭く深く勉強する社会保険労務士試験といったところで、それぞれ向き不向きがあるでしょう。

 

 

宅建と行政書士の難易度を比較してみると

 

行政書士と並び人気の高い資格である宅建(宅地建物取引士)。
宅建は比較的合格しやすいと言われていますが、それでも合格率は16〜17%と決して高くはありません。
では宅建と行政書士はどちらの難易度が高いのか。
行政書士試験には出題されない科目もあるため一概には言えませんが、宅建の過去問を見てみると、比較的基礎的な問題が出題されているようです。
行政書士試験の問題を1〜5段階に分けると、3レベルくらいの問題が宅建で出題されているような感じです。

 

以上の点を踏まえると宅建より行政書士のほうが難易度が高いと言えるでしょう。




学歴がなくても合格できる難易度

 

高卒でも行政書士試験に合格することができるかと悩む声は意外と多く聞きます。
確かに学歴もなく、受験経験も乏しいと合格できるのか不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、高卒という理由だけで諦めてしまう必要はまったくありません。
法学部出身者以外は、ほとんどが法律を勉強したことがない人たちばかりです。
大学の法学部であっても、試験勉強を教わるわけではなく学問的な勉強が多いので法学部出身だから有利とも言い切れません。
従って、ほとんどの人が同じスタートラインと考えて良いと思います。

 

もちろん行政書士試験や司法試験の受験勉強をしたことがある経験者はある程度有利となるでしょう。
しかし、それは学歴とは関係ありません。

 

また、行政書士試験は受験資格が問われません。
なかには受験資格が必要で、そもそも受験すらできない資格もあります。
その点、行政書士試験は制限を設けず、多くの人が受験できるよう広く門戸を開いています。
あとは本人の努力で合格を勝ち取るだけです!

 

 

行政書士は士業の中でも合格しやすい難易度

 

一般的に行政書士は難しい資格試験に分類されます。
しかし、それでも士業のなかで見てみると比較的合格しやすい資格と言えるでしょう。
司法試験や合格率わずか3%という司法書士試験のように一流大学出身者でも合格できないような超難関試験ではありません。
これら難関の法律系資格は、何年も勉強して合格できず結局諦めた、という人も少なくないです。
しかし、行政書士試験は何年も勉強しなければ合格できないものではありません。
誰でも適切な努力をすれば手が届く資格です。
ただし、ただ待っていても人生は変わりません。
人生を変えるには勇気を持って動き出すしかないのです。




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