行政書士試験に受かったら、どのような道に進むのでしょうか。
行政書士の資格は独立開業型の資格と言われています。
なので当然、合格後に開業するという人はいるでしょう。
しかし開業するのではなく、行政書士事務所に就職したいという人もいるかと思います。
そこで今回は行政書士試験合格後のことについて紹介します。

 

 

 

 

受かったら即開業

 

 

行政書士の資格は独立開業型の資格と言われています。
よって、行政書士の資格を取得後は開業するのが一般的です。
行政書士になるには、行政書士登録が必要となり、開業するためにも登録が必要です。

 

 

登録の方法

 

行政書士登録は各都道府県の行政書士会におこないます。
所定の書類などを行政書士会に提出し、また入会金や登録料なども必要です。
必要書類や入会金などは各行政書士会によって異なりますが、参考までに東京都行政書士会の登録・入会について紹介します。

 

提出書類
行政書士登録申請書
履歴書
誓約書
東京都行政書士会入会届
事務所写真
東京都行政書士政治連盟加入届

 

添付書類
行政書士となる資格を証する書類
戸籍抄本
住民票
登記されていないことの証明書
身分証明書
顔写真
事務所の使用権を証する書面

 

登録諸費用
登録手数料・・・25,000円
入会金・・・200,000円
東京都行政書士会会費3ヶ月分・・・18,000円
東京都行政書士政治連盟会費3ヶ月分・・・3,000円
登録免許税・・・30,000円

 

〜東京都行政書士会HPより〜

 

登録には1〜3ヶ月ほどかかります。




受かったら就職するという道

 

 

行政書士事務所に就職

 

開業ではなく行政書士事務所に就職するという選択肢もあります。
行政書士の資格は独立開業型の資格と言われているように、就職ではなく開業する人が多い資格です。
ほとんどが個人事業主としてひとり事務所で開業し、就職するという選択肢が少ないのが行政書士の資格でした。
しかし、今は行政書士法人も増え、行政書士事務所に就職するという選択肢も増えているように思えます。
いずれは独立開業を考えているという人も、行政書士事務所で実務を学ぶために就職するのも良いでしょう。

 

一般企業に就職

 

行政書士の資格は行政書士となるために必要なものですが、行政書士になるのではなく一般企業に就職するという選択肢もあります。
一般企業で行政書士の知識を活かせそうなのは総務部や法務部などでしょうか。
しかし、行政書士の資格が一般企業の就職に有利となることはあまりないでしょう。
行政書士試験に合格したという努力は評価してくれるかもしれませんが。

 

 

とりあえず保留

 

行政書士試験に受かったからといって、すぐに登録しなければならないものではありません。
また行政書士資格の有効期限といったものも存在しないので、とりあえず登録は保留にしておいても大丈夫です。

 

資格だけ取得しておいて時期をみて開業しても良いでしょう。
受験生時代は開業のことなどをゆっくり考える余裕はないでしょうから、合格後に戦略を練っていく人も多いと思います。

 

ただし、行政書士会の研修などは登録しないと受けられません。
現在、働いているという人はそのまま働きながら行政書士登録し業するのも良いと思います。
登録すると行政書士会や支部の研修に参加することができます。
行政書士の実務は試験内容とかけ離れているところがあり、試験に合格したからと言って実務ができるわけではありません。
なので研修などで実務を学びながら、営業や宣伝をおこない、顧客を得ていく形を築いていくと良いかと思います。




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