行政書士通信講座で人気のフォーサイトですが実際に学習しようかどうか迷っている方もいるでしょう。
そこで今回は私の受講体験も踏まえて、フォーサイトについての評判や口コミについてまとめました。

 

 

 

世間で言われているフォーサイトの評判や口コミについて

 

フォーサイトの評判はどうなのか、気になって色々と調べてみた人もいるかと思います。

 

しかし、合格体験記などは基本的に良いことしか書いていません。
反対に悪い評判や口コミに関しては意見というより悪口みたいなものが多く真面目な意見が少ない気がします。
周りにフォーサイトで勉強した方がいれば良いのですが、なかなかそういう人もいないでしょう。
私も受講する前に色々と調べて、様々な意見があるので頭が混乱した記憶があります。

 

そこで、私が実際に使ってみた経験を交えながらフォーサイトの口コミや評判についてまとめていきたいと思います。
是非、受講の参考にしてみて下さい。

 

 

テキストの評判と口コミ

 

まずは、テキストについての評判と口コミについて見ていきましょう。

 

 

ボリュームが少ない

フォーサイトの評判が悪い点のひとつにテキストのボリュームが少ないという口コミがあります。

 

確かにフォーサイトのテキストは市販の分厚いテキストに比べると一冊の分量は少ないです。
これで合格できるのか?と疑問に思う人もいるでしょう。
私自身もそう思いました。

 

しかし、法律を初めて学ぶという人や勉強が苦手だという人にとっては、これくらいの分量が丁度よいと思います。
もともとフォーサイトの主義は満点を目指す勉強スタイルではなく、ギリギリで合格を目指すスタイルです。
ギリギリ合格スタイルのイメージとしては、行政書士試験は300点満点で合格基準点が180点なので、300点分の勉強をするのではなく180点分の勉強をするというイメージです。
通常は300点分の勉強をしますので、テキストや問題集も厚くなり量も多くなります。
以前の通信教育の多くは、大量のテキストや問題集を送りつけ、それでお終いというスタイルでした。

 

しかし、これだと「こんなに勉強しなきゃいけないのか・・・」と一気に受験生のモチベーションを下げることになってしまい、勉強を始めるまえからやる気がなくなってしまいます。

 

挫折。
受験勉強で一番怖いのが、これです。
勉強を始めた当初はやる気も十分なのですが、次第にそのモチベーションも下がっていき、最悪の場合、そのまま投げ出してしまう人もいます。
フォーサイトはこれを避けるためにテーマや範囲を厳選し分量を抑えているのだと思います。

 

また時間的な問題もあります。
初めて行政書士試験に臨む多くの人は半年から1年での合格を目指していると思います。
通信講座や予備校もそういった受験生の要望に応えられるようなサービスを提供しなければなりません。
300点分の勉強をこなして試験に挑むのがベストかもしれませんが、それだと勉強量も増加するので1年間では足りないでしょう。
別の言い方をすると、半年から1年で合格するにはフォーサイトのようなギリギリ合格スタイルしかないとも言えます。

 

つまりフォーサイトでは短期間で合格するために満点ではなく合格ギリギリを狙うという考えのもと、受験生のやる気を失わないような配慮をしているのです。
これは法律学習経験者や勉強が得意だった人からすれば、物足りないと感じるかもしれません。

 

しかし、テキストは繰り返して勉強することが大事になるので、私はこれくらいの分量でちょうど良かったと思います。
ただ、実際にテキストを使って勉強してみると薄く感じるテキストでも意外と時間がかかり結構大変でした。

 

フォーサイトのテキストだけでは物足りないという人は市販のテキストを購入しても良いかもしれませんが、フォーサイトのテキストだけでも、やり切るのは結構大変だと思うので、余裕がある人だけにしましょう。

 

 

テキストを勉強しても過去問が解けない

テキストを勉強しても全然、過去問が解けないという口コミがありました。

 

これは私にも経験があります。
行政書士試験の正攻法の勉強法はテキストを勉強し、過去問題集で演習するというスタイルです。

 

けどテキストを勉強しても過去問が解けないのです。
テキストを勉強すれば過去問が解けると思っていた私は、非常に驚いた記憶があります。

 

「テキストを見てもわからない」
「そもそも過去問の内容のことが書かれていない」

 

しかし、これはフォーサイトのテキストだから、というわけではなく、市販のテキストでも同じことだと思います。
それぐらいテキストと過去問にはレベルの差があります。
うまい例えではないかもしれませんが、テキストが中学1年生レベルだとしたら過去問は中学3年生レベルのような感じです。

 

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フルカラーについての評価

フォーサイトのテキストはフルカラー印刷を採用しています。
モノクロよりもカラーの方が記憶に定着しやすいからですが、これは賛否両論ありました。

 

良い口コミとしては、「見やすい」「インパクトがある」といった意見がありました。
反対に悪い口コミとしては「マーカーを引くと見にくくなる」というものもありました。

 

個人的にはモノクロのものよりも見やすかったという印象でしたが、確かにマーカーを引くと見にくくなりました。
従って、マーカーを引いて勉強したいという人にとってはカラーはむしろマイナスかもしれません。
なので私は途中からマーカーを引くのをやめてシャーペンで書き込むようにしました。

 

 

余白が多い

フォーサイトのテキストは余白が多くてスカスカだという口コミもあります。
私も随分と余白があるなと感じました。

 

しかし、それには狙いがあります。
勉強していくとわかるのですが、テキストも完璧ではありませんので、補充的に書き込んでいきます。
通常のテキストは余白がないので空いているスペースに書くことになるのですが、そのスペースも狭いので書ききれなかったり、字が小さく読みづらくなってしまいます。
これだと復習がやりづらいですよね。

 

そこでフォーサイトのテキストでは余白を十分にとっているのです。
私にとってはこのスペースがとても有り難いと感じました。
余白が十分に確保されているので、わからない語句の意味を書き込んだり、自分なりにわかりやすい図を書き込んでいました。
他人が書いた解説というのは、その時は理解できても時間が経つと忘れてしまったり、復習しても理解するのに時間がかかったりします。
しかし自分が書いた解説というのは意外と忘れにくく、また自分が書いているので解説もわかりやすいというメリットがあります。

 

 

誤植が多い

フォーサイトのテキストは誤植が多いという口コミもあります。
これはテキストだけでなく問題集に対する口コミもありました。
これに関しては私も同意見です。

 

しかし多いかどうかと言われれば微妙です。
その年の教材によっても違うかもしれませんね。
こういった誤植に関しては、フォーサイトから訂正箇所に関する情報が送られてきます。
なので、その都度、自分で修正する形になります。
誤植がないようフォーサイト側も気をつけていると思いますが、ぎりぎりまで改訂しているようなので、ある程度は仕方ないのかなとも思います。
ベストは改訂もきちんと行い、誤植のチェックも万全にすることですが、改訂と誤植のどちらを優先するかと言われれば改訂作業となるでしょう。
とは言え、誤植があると下手をすれば間違ったまま覚えてしまう受験生もいるでしょうから、なるべく気をつけて欲しいところです。

 

 

講義や講師ついての評判と口コミ

 

次に講義の内容や講師についての評判と口コミについて見ていきましょう。

 

 

講義動画についての口コミ

フォーサイトの講義動画は専用のスタジオで撮影しています。
ここに関しては良い口コミが多かったです。
講義動画というと、教室での授業を録画しただけのものもあり、雑音が気になったり、講師の声が聞き取りにくかったりと、あまり質の高いものではなかったようです。

 

また講義で黒板やホワイトボードに板書している講義動画は見にくいという声もありました。
フォーサイトでは専用スタジオで動画のために収録しており、黒板なども使わずモニターを使って説明しているので、「見やすい」「聴きやすい」という口コミが多かったです。

 

 

講義の内容についての口コミ

講義の内容についての口コミや評判としては「解説の内容が薄い」といった意見がありました。

 

ただ、前述した通り、フォーサイトは満点主義ではなく合格主義です。
つまり満点が取れるような内容ではなく合格基準点ギリギリを狙うスタイルなのです。
もっと言うと半年から1年で合格基準点ギリギリを狙うスタイルです。

 

解説の内容を詰め込んでしまうと、当然、分量は多くなります。
学習は繰り返し勉強することが大事なので分量が多くなれば、勉強時間も多くせざるを得なくなります。
これはフォーサイトの主義ではないんです。

 

また、テキストを読んでいるだけ、問題集の解説を読んでいるだけといった意見もありました。
これは多分、CDも意識して作成しているからだと思われます。
フォーサイトの講義はCDとDVDのメディアで提供しています。
CDを選択した人は聴いて講義を受けるので、なるべくテキストや問題集に書いてあることを読みながら解説しているのだと思われます。

 

「後は読んでおいてください」といった展開が多いという意見もありました。
特に意識して言ったことではないでしょうが、そういった言葉が多いと、手抜きをしていると思う方もいるでしょう。
なので、そういった部分は編集してカットしても良かったと思います。
無駄な部分は編集して、密度の高い講義動画にした方が受講生にとっても良かったかもしれませんね。

 

 

講師についての評価

次に講師についての評判や口コミですが、これは人間なので好き嫌いが分かれるのはある程度仕方ないことかなと思います。

 

個人的には、聞き取りやすい話し方でしたし、途中、雑談を交えたり、発展知識的な話もあったりと飽きずに視聴することができました。
話すスピードが遅いという口コミもありましたが、倍速機能もあるので、それを利用すれば改善されるかなと思います。




その他の評判や口コミ

 

上記以外に指摘のあった口コミや評判について紹介していきます。

 

 

費用についての評判や口コミ

費用についての評判や口コミに関しても賛否両論ありました。

 

妥当な価格という意見もあれば、市販のテキストを買った方が安いという意見もありました。
何を選んでも合格する確率が変わらないのならば、コストが安いことに越したことはありませんが、単純に比較することはできません。
費用が高いか安いかに関しては、何と比べるかによって変わってくると思います。

 

例えば、同じ通信教育であるユーキャンの講座とフォーサイトの同価格のコースと比較してみると、教材の内容に関してはさほど差はないかなと思います。
しかしユーキャンは講義がありません(重要ポイントを解説する動画はあります)。
また付属の副教材やeラーニングシステムのボリュームなどと比較すると、フォーサイトの方がお得かなと思います。
フォーサイトは30,000円台のコースもあり様々なコースから選べるのも有り難いですね。

 

 

教材の送付が遅い

教材の送付が遅いという口コミもありました。
これに関しては、私も同意見です。

 

フォーサイトの教材はすべての教材が一回で送られてくるわけではなく、順次発送となっています。
一応、発送スケジュールがありますが、遅れることが多かったです。
これは改訂作業をしているかららしいのですが、勉強のペースが早い人はストレスに感じると思います。
私は追いついてしまうほど学習が進むことはなかったので特に気にはなりませんでした。
仮に追いついてしまった時は復習の時間に充てれば良いかなと思います。

 

 

質問に制限がある

フォーサイトでは質問することができるのですが、その数に制限があります。

 

制限を超えた質問に関しては1問につき500円かかります。
これに対して否定的な口コミもありました。
勉強していると必ずわからない箇所が出てきます。
解説を読んでもわからないという時は質問することになるわけですが、この回数に制限を設けているので質問しやすいとは言えないでしょう。
予備校などであれば気軽に講師に対して質問することができるので、質問はできるだけできる環境が良いという人は予備校を選択する方が良いかもしれません。

 

しかし私はあまり気になりませんでした。
回数制限があったので、わからない箇所は自分で調べて、どうしてもわからないところだけ質問していました。
確かに気安く質問できるシステムではありませんが、私は自分で調べるという作業も大事だと思います。
聞いて理解したことよりも、自分で調べたことの方が記憶に残ります。

 

また、自分で調べるという作業は行政書士となった後も役立ちます。
行政書士になった後は色々と自分で調べて業務を実行していきます。
ある程度のマニュアルがある業務も存在しますが、マニュアルがあってもケースバイケースのところもあるため、やはり調べることになります。
なので、調べる能力というのは行政書士となった後にも役立つものです。

 

 

過去問の解説が少ない

テキストと同様、過去問題集の解説が少ないという口コミがありました。
これについては私も同意見です。
過去問の解説が少ないと理解が深まらないので、少ししつこいくらいの解説でも良いと思います。
この点、ユーキャンの過去問題集は解説の分量をアップさせたそうです。
ユーキャンの実物を見たことはありませんが、フォーサイトの過去問題集も解説はもう少し詳しく掲載して欲しいですね。

 

そこでおすすめなのは合格道場というサイトも利用してみることです。
合格道場は無料で過去問が見れるサイトで、解説も掲載されています(一部有料コンテンツもあります)。
かなり詳しい解説が掲載されているので、もう少し解説を詳しく読みたいという人はこちらのサイトを併用して学習すると良いでしょう。

 

>>ユーキャンの行政書士講座の資料請求
案内資料のご請求

 

>>合格道場のHP
https://www.pro.goukakudojyo.com/

 

 

確認テストが長い

フォーサイトのeラーニングシステムでは基礎問題の演出ができる確認テストという機能があります。
この確認テストが50問あるので隙間時間にできない、という口コミもありました。
確かに私も通勤電車で確認テストをよくやっていましたが、中途半端で終わらせなければならない時がありました。
ただ記憶が曖昧で申し訳ないのですが、途中まででもセーブ?できる機能があったような気がします。
けどセーブ出来てない時もあって、その場合、また1問目から同じ問題を解かなければならなくて、ストレスを感じてたような・・・。
今は改善されているのでしょうか。

 

 

フォーサイトが向いている人と向いていない人

 

 

フォーサイトが向いている人

上記の評判や口コミから分析すると、フォーサイトの通信講座が向いてそうな人は以下の通りです。

 

  • 1年以内に合格したい人
  • 法律学習未経験者
  • 勉強が苦手な人
  • 勉強を続ける自信がない人
  • スマホなどを活用して勉強したい人
  • 予備校の受講料より安く抑えたい人
  • 講義を受講したい人

 

 

フォーサイトが向いていない人

反対にフォーサイトが向いていないかもとい思う人はこんな人かなと思います。

 

  • 2〜3年ほどの長いスパンで合格を考えている人
  • 他士業の受験経験者(法律学習経験者)
  • 受験経験が豊富な人(勉強が得意だった人)
  • 予備校の受講料くらいを払っても良いと考えている人

 

通信講座は予備校に比べると割安ですが、それでも安い買い物ではありません。
ある程度、慎重になるのもわかります。
しかし極端に言うと、どの通信講座を選んでも大失敗というのはないと思っています。
そんなにひどい通信講座なら悪い評判が立ち、とっくに潰れているからです。
しかし、自分に合う合わないというのはあります。
なので、気になったところは片っ端から資料請求してみるのもおすすめです。

 

まだフォーサイトの資料請求(無料サンプル)をしていない人は是非取り寄せてみてください。
パンフレットだけでなく、見本のテキストやサンプルDVDなど色々とついてくるので、具体的な内容が把握できると思いますよ。

 

>>フォーサイトの公式サイトから資料請求してみる

 

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