行政書士試験では記述式が採点されない場合があります。
それは足切りにあった場合です。
記述式は配点が高いため出来るだけ得点しておきたい設問です。
そのため足切りは絶対に避けたいものです。
そこで今回は記述式が採点されなくなる足切りについて解説していきます。

 

 

記述式が採点されない場合とは

行政書士試験では足切りが存在します。
行政書士試験の足切りとは、択一式の点数が一定基準に満たない場合、記述式が採点されず、その時点で不合格が確定することを言います。

 

択一式問題の採点を完了した段階で、記述式問題の採点結果にかかわらず合格基準を満たしていないと認められる場合には、記述式問題の採点を行わないことがあります。この場合は、合否通知書に記述式問題の採点を行わなかった旨を記載します。
〜行政書士試験研究センターHPより〜

 

考えられる足切りは2つあります。
@記述式を除く択一式の点数が120点未満
A一般知識が24点未満

 

@記述式を除く択一式の点数が120点未満
記述式を除いて択一式(法令科目と一般知識)の点数が120点未満の場合、記述式で満点の60点を取ったとしても合格基準点には届かないので、この場合足切りとなり記述式は採点されません。

 

A一般知識が24点未満
行政書士試験合格の要件は一般知識が満点の40%以上であること、つまり24点以上であることなので、24点未満だった場合、その時点で不合格となるため足切りとなり記述式は採点されません。




記述式が採点されない時はどうやってわかる?

もし足切りにあい、記述式が採点されなかった場合、合否通知書の記述式の欄は「*(アスタリスク)」が表示されます。

 

この場合、要件を満たすことができなかったことになるので、仮に記述式を除く法令科目が満点(184点)だったとしても残念ながら不合格ということになります。

 

 

記述式が採点されない事態を回避するには

 

足切りを回避するには以下の要件を満たせば良いことになります。
@記述式を除く択一式の点数が120点以上
A一般知識が24点以上

 

一般知識で高得点を狙うのは難しいため最低限の24点だとすると、記述式を除く法令科目は最低でも96点は必要となります。
しかしこの場合、記述式で満点を取らなければならないことになり、法令科目で96点しか得点できない人が記述式で満点を取ることは考えにくいため現実的な点数ではありません。

 

実際には以下の得点を狙っていくことになると思います。

 

法令科目 ⇒ 140点前後
記述式 ⇒ 20〜30点
一般知識 ⇒ 24〜32点




 このエントリーをはてなブックマークに追加 


行政書士試験おすすめ予備校No.1伊藤塾
伊藤塾は法律資格専門の受験指導校。伊藤塾が選ばれる理由、それは「始められる」「続けられる」「合格できる」「活躍できる」。単に合格を目指すだけでなく合格後の活躍を意識し、実務家として力が発揮できるよう指導してくれる稀有な指導校。







行政書士試験おすすめ通信講座No.1フォーサイト

全国平均の2.72倍の合格率を誇る通信講座専門のフォーサイト。通信講座専門の強みを活かした充実した教材が特徴。紙媒体のテキストや問題集だけでなくeラーニングにも対応しており、スマホやタブレットでの学習も可能な万能型通信講座。