行政書士試験では一般知識をいかに攻略するかが合格のポイントと言っても過言ではありません。
一般知識では足切りが存在するからです。
足切りを攻略するのがまずは大事になってくるでしょう。
しかし一般知識を苦手とする受験生も多いと思います。
そこで今回は行政書士試験の一般知識の攻略法について解説していきます。

 

 

一般知識を攻略するには足切りを回避する

一般知識を攻略するには足切りを回避することが最低限の条件となります。
そして足きりを回避するには一般知識の問題で40%以上、得点することが必要です。
問題数で言うと6問以上です。
一般知識は勉強しても得点しにくい分野なので、まずは最低ラインの6問正解することを目指しましょう。

 

情報通信・個人情報保護と文章理解で足切りを回避!

 

政治・経済・社会は範囲が広いため勉強しても得点に結びつきにくいという特徴があります。
そこで情報通信・個人情報保護と文章理解で得点を狙います。
情報通信はIT用語を中心に、個人情報保護は関連条文を勉強していけば得点できるようになります。
文章理解はテクニックを身につければ得点できます。
情報通信・個人情報保護からは3〜4問、文章理解は3問出題されるので出来る事ならこの2つで6問正解し足切り回避できれば一般知識は攻略したも同然です。

 

 

試験の攻略方法

試験の解き方にも一般知識を攻略する方法があります。
行政書士試験の一般知識は47問目からになるので試験問題の後半部分になります。
通常、1問目から解いていくので一般知識問題に取り掛かる頃には体力的にも時間的にもきつくなってきます。
そして文章理解は最後の3問となりますが、文章理解は長文を読まなければならず、思考力も使うのでかなり体力を使います。
文章理解を最後にしてしまうと体力的にもきつく、しかも時間的に余裕のない状態で解かなければなりません。
そんな状況ではまともに解けるかどうか怪しいところです。
しかし一般知識において文章理解は絶対に取りたい科目です。
よって最後に文章理解を解くのはおすすめできません。
そこで解く順番を変え、文章理解は比較的、体力的にも時間的にも余裕のある前半に解くのが攻略の鍵です。

 

 

勉強方法について

一般知識は勉強しても得点しにくい分野ですが、全く勉強しないで受験するのも不安ですよね。
そこで法令科目の勉強に影響を及ぼさない範囲で学習していきましょう。

 

 

政治・経済・社会の攻略法

政治・経済・社会はとにかく試験範囲が広いため、闇雲に勉強してもなかなか得点に繋がりません。
かといって全く勉強せずに受験するのも無謀な気がします。
政治・経済・社会は学生時代に学んでいる分野でもあるので、ざっと復習するだけでも記憶を甦らせることができます。
学生時代の教科書を使って復習するのもおすすめです。
また大学入試センター試験用のテキストや公務員試験用のテキストなどを使って勉強するのも良いでしょう。
一般知識の攻略では情報通信・個人情報保護と文章理解で得点することですが、これらだけで6問とれるとも限りません。
ケアレスミスする可能性もあります。
なので政治・経済・社会でもある程度、得点しておきたいです。
7〜8問ほど出題されますが、ここでも2〜3問ほど得点できると合格へ、ぐっと近づくと思います。

 

 

 

 

 

情報通信・個人情報保護の攻略法

情報通信ではコンピュータやインターネット、通信技術についての問題が出題されます。
基礎的な設問が多いので総務省の国民のための情報セキュリティサイトで基礎知識を入れていきます。
用語辞典も掲載されいるので、ここもチェックしておきましょう。
またIT用語のテキストもおすすめです。

 

個人情報保護は、個人情報保護法や行政機関個人情報保護法、公文書管理法などの条文から出題されます。
出題されそうな関連法は全てチェックしてください。
また、個人情報保護士の資格を取得する人もいます。
試験のためでもありますが、行政書士となったあとの実務でも使える知識だからです。

 

 

 

文章理解の攻略法

文章理解はテクニックを身につければ、ある程度、解けるようになります。
そこで文章理解のテキストや問題集を使って勉強しましょう。
文章理解のテキストでおすすめなのは公務員試験用のテキストです。

 

 

 

 

時事問題の攻略法

近年の行政書士試験では時事問題が出題されるようになりました。
そこで時事問題についてもチェックしておきましょう。
具体的には新聞やニュースで情報を入れていきます。
また時事問題のテキストや問題集も出版されていますので、これらを利用していくのもおすすめです。
時事問題のテキストでおすすめは公務員試験用のテキストです。
時事問題の攻略法としてはあまり深入りせず、広く浅く知識を吸収していきましょう。
ここに時間をかけてしまうと法令科目にかけれる時間がなくなってしまいます。

 

 

 

 

予備校を利用して攻略

どうしても一般知識が苦手だという人は予備校が実施する一般知識の対策講座を受講するのも手です。
予備校では行政書士試験の一般知識で出題されそうなところをピックアップして勉強することができます。
また解法のテクニックなども学ぶことができます。

 

伊藤塾 基礎力完成マスター《科目別受講》




一般知識の攻略は勉強しすぎないこと?

 

 

一般知識の攻略のためにはもちろん勉強することが必要ですが、ここに時間を費やしてしまうと法令科目の勉強時間が削られてしまいます。
一般知識は勉強してもなかなか得点に結びつきにくいので、あまり深入りしないのがポイントです。
行政書士試験合格のために重要な分野なのに勉強しすぎない、という矛盾が生じますが、全体のバランスが重要で、ここをいかに乗り切るかが合格のターニングポイントとなるでしょう。

 

満点を取るような学習をすると深みにはまってしまうので、合格基準点である4割をクリアするような学習がおすすめです。




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