行政書士試験において過去問は重要な勉強ツールです。
その過去問で最も重要視して頂きたいのが解説です。
通信講座の過去問題集や市販の過去問題集には解説が掲載されています。
この解説の良し悪しが合格に影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
なぜ過去問は解説が大事なのか
行政書士試験の勉強ではテキストと過去問を中心に勉強していくことになります。
テキストで勉強し基礎を身につけ、過去問で演習し知識を定着させ解き方を覚えていきます。
ここで重要となるのが過去問の解説です。
過去問の解説がわかりにくい、意味を間違えやすいといった解説が存在するからです。
解説がわかりにくければ、当然、解説を読んでも理解することはできません。
これでは勉強の効果は半減してしまいます。
また意味を間違えやすい解説も存在します。
解説も人が作っているので、どうしても言い回しや言葉遣いに微妙な違いが出てきます。
こういったことには細心の注意を払っているでしょうが、人によっては意味を履き違えてしまう表現もあります。
これは表現が悪いということではなく、表現には様々あるので人によっては意味を履き違えてしまう可能性があるということです。
予備校なら講師に直接聞けば良いですし、通信講座では質問として受け付けているところもあります。
しかし出版社では、こういった解説の内容に関して、問い合わせを受け付けていないところが多いので、市販の過去問題集を使う独学の場合は確認できない可能性が高いのが現状です。
どんな解説が良いのか
解説で一番大切なの詳細さです。
ほとんど正誤のみで解説が詳細に書かれていない過去問題集はNGです。
そもそも解説がない問題集は論外です。
これでは肝心の理解を深める勉強ができません。
丁寧に詳しく書かれているものを選びましょう。
次に解説だけでなく、解き方のポイントが書かれているものがおすすめです。
解説も大事なのですが、それと同じくらい問題の解き方も重要です。
答えを導き出すための解き方と根拠となる資料が掲載されていると尚よいですね。
テキストと連動させている過去問題集もおすすめです。
テキストのどこを見れば良いのかを掲載していると、テキストでの復習やチェックが楽になります。
また、選択肢に関する解説だけでなく、それらに付随する発展知識などもあると、知識の幅が自然と広がっていきます。
解説のおすすめな使い方
過去問で問題を解いたら、答え合わせをして解説を読みます。
この時は必ずテキストも用意しておきましょう。
そして、解説を読んだ後は問題に関する箇所のテキストも読み込みます。
もし、テキストに記載がなければ問題の解説を要約して直接、自分の言葉で書き込みます。
これで復習がしやすくなり理解も深まります。
要約する作業は理解していないとできない作業なので要約することで理解が深まり、知識を整理することができます。
他の解説も読んでみよう
過去問題集の解説と他の解説を合わせて利用するのもおすすめです。
例えば、合格道場。
合格道場はwebで利用できる行政書士試験対策のサイトです。
無料で過去問を利用することができ解説も詳しく掲載されているのでおすすめです。
私は、フォーサイトの過去問題集で勉強し解説を読み、合格道場の解説も合わせて読み込みました。
複数の解説を読むメリットは、色々な表現や言葉遣いに慣れることができることです。
解説によって表現方法や語句、言葉遣いは様々です。
行政書士試験の本試験でも見慣れない表現方法や語句などがあります。
たった、それだけでも問題文が理解できなかったり、問われていることの意味が理解できないということがあります。
なので本試験でそういったことがないよう極力、色々な表現方法に慣れておくことが大切なのです。
異なる解説で補完する
他の解説を読むことで、互いの解説を補うというメリットがあります。
設問によっては簡易的に書かれている解説もあります。
また問題全体の解説ではなく、間違えやすい箇所を重点的に解説している場合もあります。
しかし、その設問の解説を読んでも理解できず、さらに詳しく解説が知りたいという時もあるでしょう。
そういう時のために複数の解説が読めるようにしておくと便利です。
また互いの解き方が違う場合もあります。
答えは同じなのですが導き方が違う場合があるのです。
この場合、解き方を複数知ることができるというメリットがあります。
解き方は少しでも多く知っておくことが大切です。
何故なら、その分、色々な設問に対応できるからです。
様々なアプローチを知ることで、知識の幅も広がり、アレンジした設問にも対応できるようになります。
掲示板で質問してみる方法もあり!
なかには解説を読んでも理解できないものもあります。
予備校や通信講座なら質問することができますが、独学の場合は質問できる相手がいないこともあるでしょう。
そんな人におすすめなのは合格道場の掲示板です。
合格道場では掲示板が存在します。
掲示板は誰でも閲覧できますが、書き込みは会員でなければなりません。
会員登録は有料登録と無料登録があり、掲示板への書き込みは無料登録でもすることができます。
これでわからないところなど質問することができます。
⇒合格道場公式サイト
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