行政書士を目指そうと考えている学生や行政書士事務所に就職を考えている学生もいるかと思います。
そんな学生のなかには行政書士事務所へインターンシップしてみたいと思う学生もいるのではないでしょうか。
そこで今回は行政書士事務所のインターンについて解説していきます。
インターンシップとは
インターンシップとは職業体験のことです。
学生が一定の期間、企業で働けるので興味のある職業や企業について体験しながら仕事のことも学べるメリットがあります。
インターンシップによって、自分がやりたいことと職業が一致しているか、自分に合う職業は何か、そういった判断材料を見つけることができます。
企業側も学業を優先してくれるので、インターンシップの日程を調整してくれたりとある程度融通を利かせてくれます。
また企業などにとってもメリットがあります。
自社のことや職業について学生に知ってもらうことでやる気のある学生を受け入れることができ離職を避けることができます。
優秀な人材を確保することにもインターンシップ制度が役立っています。
行政書士事務所のインターンとは
行政書士事務所でもインターンの受け入れをおこなっているところがあります。
これから行政書士を目指そうと考えている学生や行政書士事務所への就職を考えている学生は、インターンを利用してみるのも良いでしょう。
行政書士事務所のインターンでは何をするか
行政書士事務所でのインターンでは、事務所によって違いますが、概ね次のようなことが体験できると思います。
官公署への書類提出
書類の収集
打合せに同席
書類作成の補助
主には行政書士業務のメインである書類作成の補助や申請への同行などが経験できると思われます。
ほかにも申請に必要な書類の収集を一緒におこなったり、顧客との打ち合わせに同席させてもらえることもあるでしょう。
そこで実際に行政書士の業務を体験できるので、行政書士の仕事を身近で感じることができると思います。
インターンシップの注意点
インターンシップは基本的に無報酬です。
なかには給与が支払われる企業もありますが、ほとんどは無報酬と考えて良いでしょう。
また、反対にインターン生がお金を支払って業務体験ができるようにしている事務所もあるようです。
給与について
インターンでも労働者と見なされれば賃金の支払い義務が生じる可能性があります。
インターン生が労働者と見なされる要件は
指揮命令があったか
インターン生の作業で利益や効果を得たか
ということから判断されます。
実際、インターン生に職業体験という肩書きで、中身は労働させているという問題や批判がありました。
事務所への配慮について
事務所にインターンシップする場合は学生だとしても社会人としての自覚を持って臨みましょう。
インターンはアルバイトとは異なり、比較的、融通が利くものです。
授業などでやむを得ず事務所に行けないとしても日程を調整してくれるでしょう。
しかし、その場合も出来るだけ前もって伝えておくなど配慮べきです。
事務所によっては受け入れる余裕がないけど貢献の一環としてインターンを受け入れている事務所もあります。
学生とは言え、事務所側に敬意を払った行動をしましょう。
インターンシップをどうやって探すか
行政書士事務所でインターンを受け入れてくれるところはあまりありません。
実際、探してもなかなか見つけられないと思います。
そこで、まずは地域の行政書士事務所のHPを見てみましょう。
なかにはHPでインターン生の募集を掲載している事務所もあります。
タウンページなど利用して直接、行政書士事務所に連絡してみるのもありです。
インターン制度を導入していない事務所でも、話してみれば受けてくれる可能性があるかもしれません。
その事務所が募集していなくても、他の行政書士事務所が募集していることを教えてくれるかもしれません。
連絡する場合は大きな事務所に連絡することです。
そのほうがインターンを受けてくれる可能性が高いです。
大きな事務所か見極める方法はグーグルマップで確認すれば早いです。
また広告を出している事務所は比較的、大きな事務所である可能性が高いです。
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