行政書士試験は何回目で合格するのが一般的？

 

行政書士試験は何回目で合格するのが一般的なのか。
行政書士試験は合格率10%前後の難関試験のため、なかなか合格できずに何回も受験されている方もいます。

 

そこで今回は合格までの受験回数について見ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

何回目で合格するのが一般的なのか、残念ながら詳しいデータを見つけることができなかったので個人的な意見で申し訳ないですが、周りの先生方の意見なども考慮すると2〜3回目で合格するのが一般的ではないかと思います。

 

行政書士試験は一般的に他の士業資格と比べると取得しやすい資格と言われています。
しかし、それでも合格率は10%前後ですので難関試験であることに変わりはありません。

 

また行政書士試験は科目数も多く、広く浅く勉強するような試験です（浅くと言っても、一般的には十分深い内容だと思いますが）。
そのため、勉強の分量も多く、1年間の勉強では合格レベルに達しない人もいます。
このような理由から2〜3回目で合格する人が多いのではないかと思います。

 

 

 

 

上記のように2〜3回目で合格するのが一般的かと思われますが、1回目で合格する人が全くいないわけではありません。

 

【フォーサイトのアンケート結果】

フォーサイトHPより
https://www.foresight.jp/gyosei/enquete/01/

 

こちらは通信講座フォーサイト受講生のアンケート結果です。

 

これを見ると、アンケートに答えた約半数の人が合格しています。
さらにアンケートに答えた人の多くは受験が初めてという人です。
単純に考えると、初受験と答えた人が多いので、初受験で合格した人も多いと考えてしまいますが、合格者のほとんどが2回目以降かもしれません。
そこで仮に2回目以降の受験生が全員合格したとします。
合格者227人で、2回目以降の受験生が181人なので、最低でも46人は初受験で合格したということになります。
実際には、2回目以降の受験生でも不合格者はいるはずなので、46人以上の初受験合格者がいることになります。
こうしてみてみると、初受験者の合格者は少なくありません。

 

なかには4〜5回目という人もいます。
10回目という人もいます。
そこまで受けても合格できないの！？と思う人もいるかもしれませんが行政書士試験は年に一度しかなく、試験では何が起こるかわかりません。
試験当日に体調を崩すこともあるでしょうし、信じられないようなケアレスミスをすることもあります。
勉強したのに、うっかり忘れてしまうということもあります。
何回も不合格になってしまう理由は様々ですが、簡単に受かる試験ではないということですね。

 

 

 

 

何回も不合格となってしまい、今年こそは受かりたい！と思っている方へ送りたいアドバイスは色々とありますが、ひとつだけ言わせて頂きたいのは、試験当日にピークを迎えるような勉強スタイルにするということです。

 

何回も受験していればいつかは合格できるだろうと思っている方もいるかと思います。
しかし、行政書士試験の学習の分量はかなり多いです。

 

また受験生は社会人の方が多いと思いますが、学生時代とは違い、勉強しても勉強しても忘れてしまうといったこともあるかと思われます。
なので、年数を重ねればいつかは合格できるという試験ではありません。
そうではなく、行政書士試験当日に知識も実力も全てがピークになるように勉強するのがおすすめです。

 

これはスポーツに似ています。
例えば、ボクサーはずっと激しい練習を続けているわけではありません。
そんなことをしていると身体を壊してしまうからです。
試合当日にパワー、スピード、スタミナ、体調といった全てがベストコンディションになるように練習しています。

 

行政書士試験もこういったイメージで勉強するのがおすすめです。
具体的には一日平均2〜3時間勉強していたなら、試験1〜2ヶ月前から3〜4時間くらいは勉強して、休日などは出来る限り勉強するという感じに後半にピッチを上げる感じです。
試験1〜2ヶ月前に学習したことなら記憶にも残っているので、この時期に一番勉強するのが得策です。

 

ダラダラと勉強を続けるのではなく、試験当日に全てがピークになるように学習していきましょう！